埼玉県支部2010年秋季講演会報告

2010年9月18日(土)午後1時30分から埼玉県支部2010年度講演会講師に日本スピンドル製造株式会社社長齊藤 十内氏(S44機械,S46修機械)をお迎えして冨士原支部長はじ如水会7名を含め計37の参加を得て大宮駅前ソニックシティビル602会議室において「『民間企業におけるJR事故救援活動の実際とその後に起こったこと等』と題して開催されました。講師は2005年4月に起こったJR福知山線列車脱線事故(107名が亡くなり、500名以上が負傷)するという、大惨事となった事故に際し日本スピンドルのすぐ近傍で起こったことから、同氏の決断で工場操業を停止して全社員による救援活動を行い人命救助、被災者救援に大きな貢献をされました。

講演では230名以上の社員が約3時間余に渡り一斉に救援活動に当たった状況をつぶさにお話頂くとともに業務とは全く関係のない「予期せぬ出来事」に直面した時のトップの決断のあり方、命令を受けた時の社員の受け止め方等企業経営の根幹にかかわる内容にも触れて講演頂き聴衆一同深い感銘を覚え、また蔵前の同窓として誇りに感じました。まt救助に当った公的機関の対応など公にはし難い貴重なお話も伺え懇親会まで活発な議論が行われました。

(企画担当 山口健二(S37化)