埼玉県支部2011年秋季講演会報告

 2011年10月22日、埼玉県支部長冨士原英明氏(S37機)を講師に迎え、大宮駅前のソニックシティビルにおいて埼玉県支部の秋季講演会を開催しました。

 演題は「宇宙とこの世はどのようにしてできたのか ―137億年の歴史―」。如水会ほか一般参加4名を加え、計25名にご参加いただきました。
 
講師は専門の機械工学以外にも広範な分野で研鑽を究めておられ、今回の講演では宇宙の歴史についての深い知見の一端を披露下さいました。
 
講演は冒頭ダークマター、ダークエネルギーといった直近の天文学の課題に触れつつ宇宙の現状の概観し、次に宇宙の誕生と各種元素の誕生から太陽系、地球の誕生から現在至る137億年の歴史を総括して述べられました。大変雄大な内容のため、現人類の発生までで時間切れとなり、天の川銀河とアンドロメダ銀河の合体(数千億年後)から宇宙の大膨張(数千億年後)におよぶ宇宙の将来展望については次の機会に披瀝いただくことをお願いして、3時間に及ぶ講演を締めくくって頂きました。
 
聴衆一同、日頃忘れがちな人類の過去、現在、未来についての振り返る機会となり、深い感慨を覚えました。 

 山口健二(S37化)記