埼玉県支部2011年春季講演会報告


2011年の埼玉県支部春季講演会は当初3月19日(土)に開催の予定でしたが、
3月11日の地震の影響で開催日時を4月23日(土)13:30〜16:00に変更し、
ソニックシティビル7階705会議室において母校名誉教授久保田宏工博を講師に迎え

幻想の低炭素経済社会―― 
「低炭素社会へ」から、「脱化石燃料社会へ」の変換のみが日本を救い地球を救う

の演題で開催いたしました。

当日は、急な日時の変更にもかかわらず、如水会からご参加の10名を含め合計46名の来場を得、
盛会となりました。

講演では地球環境を悪化させる二酸化炭素の増加問題をあまり大きな経済的負担をかけることなく解決する方策の新たな視点からのご提言とともに石炭火力を低公害化して活用しつつ、いつか到来する化石燃料の枯渇に備え原子力、核融合等の着実な技術開発を進めておくことが子孫ための現世代の技術者の責務であるとの強いご見解を示して頂きました。質疑応答では講師のご見解に賛同する意見が多く寄せられるとともに当面する原発事故対応についての具体的提言の発言もあり活発な応答が行われました。


            


(記事・写真 山口健二(S37化))