2011年度埼玉県支部総会・講演会報告 

                

1.支部総会

 2011年度の埼玉県支部総会は、本部からお迎えした坪田理事と支部会員の総計39名が参加して、6月19日(日)大宮駅西口のソニックシテイビル会議室で開催された。冨士原支部長を議長に選任して、2010年度実施事業と決算報告及び2011年度の事業計画と予算・埼玉県支部規定制定・埼玉県支部役員の一部変更の3議題を審議し原案通り承認となった。 講演会・見学会・新年会の行事に支部会員の参加を広く呼び掛け会員間の融和を図ることは例年通りであるが、2010年度は蔵前工業会本部の一般法人移行に呼応して、母校130年基金への寄付等で支部の内部留保金を減額させたが、本年度予算では、「くらりか」グループ理科教育活動充実のため引き続き補助金を増額することで内部留保金微減の内容となっている。



2.講演会

総会に引き続き講師に母校生命理工学研究科准教授 林 宣弘先生を講師に迎え、

遺伝子産物の恊働を俯瞰することによる生命の理解 -ポストゲノム時代の生命の新たな描像-−と題して次の内容で講演頂いた。

「生命とは何か」という誰もが一度は考える問題に答えるべく、すべての学問、科学技術の進歩を取り込んで成長する生命科学、特にゲノムプロジェクトの完了により可能となった、構成因子(遺伝子産物)の活動を個別に観ることと、それらの恊働を俯瞰することにより見えてきた生命システムの秀逸さの概説を通じ、生命の本質について熱くご講義頂いた。(参加者: 48名)

:(平原照晏、山口健二記)