埼玉県支部2012年秋季講演会報告

2012年10月27日(土) 午後1時半から4時までさいたま市ソニックシテイ705会議室において
東京都立足立西高等学校副校長 小林晶代氏(S56修化)を講師に迎え
"理科好きの子供の育成 〜 教育現場の視点からの課題と展望"との演題の下、
支部会員23名、一般1名、計24名の参加を得て埼玉県支部秋季講演会が開催されました。

講師は母校卒業後、都立高校理科教員として一貫して理科教育にあたられ、
近年は管理職として学校運営や理科教育全般の水準向上に尽力され、
いわゆるゆとり教育の弊害の克服や「理科離れ」からの脱却に力を注いでおられます。
小学校では理科好きの児童が多いのに中学では大幅に減る現状や、
高校では大学受験時に理科を選択する受験生が少ないのを逆手に取り
有利な受験戦略をとることもあるなど生々しい教育現場の実情の紹介と
その解決への展望を熱く語って頂きました。

また高校での理科教育の向上に対して成し得る蔵前会員の貢献への提言や
「くらりか」の高校生への展開の要望など多岐にわたる内容に質疑応答も盛り上がり
会場の時間切れとなり、残余の質疑を講演会終了後の講師を囲む有志との懇親会に譲る旨を告げたところ
10名の参加となり最後まで意義深く会を終えることができました。



      
            講演風景



記事:山口健二(S37化) 写真:金野春幸(S43土
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