埼玉県支部2013年秋季講演会報告
埼玉県支部では、2013年10月19日(土)に大宮ソニックシティ904会議室に於いて
株式会社JAL・エアロコンサルタント 主席コンサルタント久保田 徹氏(S46東大航空工学科卒、元日本航空整 備訓練部長)を講師に迎え
「航空機事故からのLessons Learned」の演題で定例の秋季講演会を開催しました。
参加者は、支部会員24名、如水会3名、講師、学生各1名計29名でした。
講演では冒頭に「航空業界で、運航の安全を守りつつお客様の利便性を確保するために、
どのような仕組みが取られているのか」について説明、ついでその基本となる安全基準や安全への考え方が、
航空機事故の教訓をもとにどのように改善(強化)されてきたのか、
火災防止、ヒューマンエラー、航空機構造、操縦訓練の各分野に焦点を絞り、
講師ご所属の日航御巣鷹山事故での辛いご体験をも含め多数の実例に基き詳述頂きました。
技術とヒューマンエラーの関係等蔵前人にとって大きな課題についても示唆に富む内容を熱く説いて頂き、
質疑応答は懇親会まで続き熱心な議論が行なわれ有意義な講演会となりました。
(記事:山口健二(S37化)写真:石井正紀(S40電子))