埼玉県支部2013年春季講演会報告

埼玉県支部では2013年3月16日(土)午後1時半から大宮ソニックシティビル702会議室において
2013年春季講演会を講師 冨士原英明氏(S37機。埼玉県支部長)により
「(続)もっとよく知る地震の話」(完結編)の演題の下、如水会員を含め19名の参加を得て開催しました。

2012年6月17日開催の埼玉県支部総会同時開催講演会での前編では
地震の基礎知識や世界、日本付近の大地震の史実等を学びました。
今回はこれを受けて東日本大震災の発生状況、
その事前予測と実際、今後予想されるプレート境界地震および内陸型地震、
全国地震動予測について最新の情報に基づいて詳述頂きました。
さらに講師考案による「新5S」という判断基準による福島第一原発事故と
その対応についての解析の講義と、"ありうることは起こる。
あり得ないと思うことも起る"、"見たくないものは見えない。
見たいものが見える"等を含む「政府原発事故調査・検証委員会 畑村委員長の最終報告(2012.7.23)後の
七つの所感」および"理念なき行動(技術)は凶器であり、
行動(技術)なき理念は無価値である"等の名言からなる「本田宗一郎氏の言葉」など
示唆に富む箴言の紹介、解説を交え潜在的リスク対策法や蔵前人としての緊急事態対応時の心構えについて
熱く説いて2回に渡った講演を締め括って頂きました。


(山口健二(S37化) 記)