第1回 埼玉如水会、蔵前工業会埼玉県支部合同講演会開催

前日よりは幾分暑さが収まった8月24日13時30分から第1回埼玉如水会、蔵前工業会埼玉県支部合同講演会が大宮市ソニックシティー905会議室で開催されました。
以前より蔵前工業会埼玉県支部の講演会に如水会の皆さんが参加されていましたが、今回は合同で講演会をとの提案があり一年越しで開催が実現しました。
 

 初めに蔵前工業会埼玉県平原支部長と埼玉如水会渡邊南支部長の御挨拶を頂きました。
 

       蔵前工業会埼玉県支部 平原支部長の挨拶                 埼玉如水会 渡邊支部長の挨拶
        


今回はそれぞれの学校の成り立ち行く方向を紹介するとして初めに一橋大学理事・副学長 落合一泰氏より「初心不可忘〜一橋大学の歴史と未来」との講演をいただきました。東京工業大学との数々の共同事業の紹介に始まり、森有礼先生の建学の精神を継承発展させて伝統+時代の最先端を歩んできた歴史と、21世紀グローバル社会における高等教育の取り組みにつき紹介頂きました。東京工業大学三島良直学長と、一橋大学や山内進学長の対談にも触れ「文理共鳴」のコンセプトも紹介頂きました。

          一橋大学 落合副学長の講演
   


続いて蔵前工業会埼玉県支部幹事(東工大S37化学卒)山口健二氏より「東京工業大学の過去・現在・未来」と題して講演を頂きました。これは山口氏も加わり東京工業大学岡田副学長が纏められたもので、東京工業大学の歩みに続き世界トップ10に入るリサーチユニバ-シティを目指す東京工業大学の使命、教育 大学院 学部の改革、国際:世界展開力プログラムにつき講演、世界トップレベルのスパコンTUBAMEの開発で結ばれました。

        蔵前工業会埼玉県支部 山口幹事の講演
   


小休止を挟んで東京工業大学S29年化工卒の大先輩中里見勝氏(群馬観光特使)から「世界文化遺産:富岡製糸場」と題して講演を頂きました。明治3年政府はフランスから蒸気機関 繰糸器の導入を決定、養蚕県の埼玉、群馬、長野を調査したが、原料の繭の確保、作業用水、燃料の確保等の観点から富岡町を選定し明治5年に木骨レンガ造りの工場を完成させた。富岡製糸場と田島弥平 高山社による近代養繭技術の確立、荒船風穴による繭種貯蔵等により日本は20世紀の初め世界一の生糸輸出国になった、日本で開発された養蚕製糸技術は、今でも世界を支えている。最後は嬶殿下と空っ風の話で笑いを誘った。

        蔵前工業会埼玉県支部 中里見氏の講演
   


各講師時間厳守でスムーズに進行しおまけで申し出のあった埼玉如水会鈴木徹郎氏の戦後GHQの方針に逆らって抵抗し一橋大学、東京工業大学等が地方大学に再編されることを免れ国立大学に留まったとの秘話が披露され16時40分無事終了した。

講演会の後大宮駅近くのはなの舞で懇親会が開かれ大いに盛り上がりました。
蔵前工業会本部より 関誠夫 業務執行理事の御臨席賜り懇親会でご挨拶を頂きました。

          蔵前工業会本部 関執行理事の挨拶
   

                                  講演会後の懇親会の様子
      



       如水会 蔵前 合計
 講演会  24名  27名 51名
 懇親会  17名  16名 33名 
 
 たくさんの方にお集まりいただき有難うございました。
 

 文責 蔵前工業会埼玉県副支部長 S40年電子卒 石井正紀