平成14126日(土)、今や恒例の会場となった、さいたま新都心に隣接のアルーサ清水園クリスタルの間で新年会が開催された。

先ず、県外の6名を含めて114名と言う、例年に無い多数の参加者を得て盛大に開催出来たことを喜びたい。特筆すべきは、これまで皆無に近かった平成年代卒業者が4名出席されたことである。行事に参画を呼びかける先人達の不断の努力の結実であり、冒頭の守友常務理事の挨拶にもあるように、若年層の関心を引くWebを使った様々な仕掛け、生涯メールアドレスの授与、ホームページの充実等の手段と相俟って更に多くの参加者を得られる事となるであろう。

内藤前学長は、日本に於いてはサイエンスの博士が少ないことを懸念して、新しい物理量の提案を階層の最上階に置く「創造」のヒエラルキーを念頭に研究開発に励むべし、と説かれた。博士をウェルカムするような企業体質に向けて、大学と産業界との一つの架け橋をになう蔵前工業会の存在価値を暗に示唆した年頭所感であった。決して一朝一夕に達成できるものではないが、特にこれからの若者達がこの重要性を充分認識し、創造性豊かな研究開発者として、或いはこの架け橋の強い担い手として成長されん事を願うものである。

難しい話はさて置いて、内藤前学長自選の川柳

    「空き地あり 思い出せない 前何か」

をご披露いただいたところで、五十嵐 洋氏18機)の乾杯の音頭で酒宴の席に入った。残念なことに、ハーモニカの鄭さんが、都合で欠席されたので、流暢な演奏をお聞かせいただくのは来年までお預けとなった。岡山県支部の演出を見習って「叙情歌を歌う一時」を副題にして「琵琶湖周航の歌」、「花」そしてお別れに「故郷」の全員合唱と三沢賢一氏(17)ご発声による万歳三唱で無事閉会となった。 どうしても歌の選択が一時代前のものに偏りがちなので、折角参画頂いた若い皆さんの共感を得られるものであったか、懸念するところである。

  学歌、学生歌はかなりの人が、臆せず唄えるようになってきた。これから1年更に研鑽を積んで、来年も元気で唄に集う事が出来るよう念じて居る。来年はアンケートの結果も考慮し125()を予定して、多くの皆さんのご来場をお待ちします。   
                                                                                               (29 白井 )  

内藤前学長もご参加、全員で叙情歌を合唱